2006年01月18日
国家の品格が世界を救うらしい
作者の藤原正彦さんって新田次郎さんの息子さんなのですね。ちょっとびっくりしました。
日本人が自信と誇りを持つことが、世界を平和にする事につながるという、何とも壮大なお話が、お玉にとってうれしいほど現実的に書いてあります。
愛国心にははじめから「ナショナリズム(国益主義)」と「パトリオティズム(祖国愛)」の両方が流れているから意識的に「愛国心」って言葉は使わないで「祖国愛」と著者はいうんだって言うところ、そしてそれを広めようって思っているところがなんか、共感しちゃった。
有史以来、日本は異常な国(独特な歴史、文化を持つと言う意味で)なのだから、いまさらよその国みたいに「普通」にならなくていいと言うところも読んでいて小気味よかったです。
あ、あと大事なこと、理論だけでは世界は破綻することを4つの理由を挙げて説明してるんですが、これがおもしろい。
特に「情緒力がなくて論理的な人」は最初に間違ったものを選んでしまったときに「後の理論」は絶対に間違えないので、「後の論理」が正しければ正しいほど、結論は絶対的な誤りになるらしいです。これはお玉実感できないけど、その次に、頭の良くない人なら、途中で論理が二転三転して、最後には正しい結論に戻ったりする・・ってところに小膝を叩いて!お、これはお玉の事ね!!と納得(^_^;)
論理とか合理を否定してはいけないとも書いてあります。ただし、それだけでは「人間はやっていけない」、何かを付加しなければ・・その付加すべきもの、倫理の出発点を正しく選ぶために必要なもの、それが日本人の持つ美しい情緒や形である、と著者は書かれています。
美しい情緒を身につけ(というか、思い出して)、品格ある国家を持つことが、世界から戦争をなくし、救うことになると言うお話。先日書いた「他国に戦争放棄を訴えることの出来る先進国になりたい」につながるようで、ちょっとうれしかったのでした(^^)・・・・
結構あっという間に読めちゃいますので、ぜひぜひご一読を・・
お玉、楽しく遊べる平和主義者の同志を増やすべく人気ブログランキングにエントリーしてます。と書いていたら、最近新しい方がコメントくださるので、とってもうれしいお玉です。
お読みくださったらどうか、ぽっちっ↑とお願いします。<(_ _)>
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
>論理とか合理を否定してはいけないとも書いてあります。ただし、それだけでは「人間はやっていけない」
あはは、そうですね。やってけない、ほんと。
はぁ〜、しょうもない積ん読がいっぱいあるからなぁ、でも読んでみたいなぁ。
数学者らしく、論理がいくつも重なっていくうちにどんどん正しさのパーセンテージが下がっていく話とか、「人を殺していい理由も、殺してはいけない理由も同じぐらい挙げることができる」から論理は絶対じゃない、というあたりもおもしろかったです。
部分的に「ちょっと?」のところもありましたけれど、「各論は置いといて、総論まずまず賛成」という感じです。
今、本屋さんで平積みになってますよね。ぜひご一読を!
素楽様
へへ、買わなくとも、立ち読みで充分読めますよ。お玉は毎週のように大手書店で半日ほど過ごすので、軽い読み物はたいてい立ち読みですませちゃいます。
そうそう、目線がお玉たちのレベルなのよね。人殺しの理由・・お玉もとても興味深かったところです。やっちゃいけないものに理由をつけるなって感じでしょうか。駄目なモンは駄目!(^^)お玉が笑ったのは、一番はじめに奥さんが著者の文章を「半分は勘違いと誤りもう半分は誇張と大風呂敷」といってるところでした。
武士道で平和語るのは、お玉も今の日本人には無理あるかな?とも思ったけど、全体は楽しく読むこと出来ました。こういう本がベストセラーになるんなら、まだまだ日本も捨てたモンではないかもしれません。(^^)
そうそう! ダメなものはダメ……って、瞬間的におたかさんの顔思い出しました(笑)。戦争だって、「なぜいけないの?」と子供に聞かれた時、「それはやねえ……オッホン、まっ、よく聞くんやで」とぐしゃぐしゃ言うより、「人間として、やっちゃいけないにきまっとるやろー」と言うべきなのかも。
(本のハナシになると、すぐ乗るアテは活字オタク)
華氏451度さんちの子どもがいたら読ませたい本、あれいいセンスしてらっしゃる!読んでないのが多かった(ちゅうか、ほとんどでした)ので、今度手に取ってみます。
今までにも何度か拝見させていただいておりました。
>愛国心にははじめから「ナショナリズム(国益主義)」と「パトリオティズム(祖国愛)」の両方が流れているから意識的に「愛国心」って言葉は使わないで「祖国愛」
すばらしい表現だなって思いました。私も「祖国愛」という言葉を広めようかなって。
「国家の品格」の内容自体はすべてアグリーというわけでもないけど、でもこの祖国愛はいいでしょ。(^^)お玉もこの言葉を広めたいな。
前のコメントのレッツら さんのブログ経由でこちらを知りました。「国家の品格」もここで知り,昨晩読みました。
藤原さんは,読売新聞の人生相談の回答を以前担当しておられて,その回答のユーモアと品格に大変感心すると同時に,道徳観のようなものに自分と共通するものがあり,いつも楽しみに読んでおりました。
いやぁ,面白かったです。
私も技術屋なのですが,理系人間だからこそ肌で感じる論理の限界のようなものがあるのですが,自分がぼんやりと認識していたことがすごく明確に書いてあり,落ちそうで落ちなかった目のウロコをきれいに剥がされた感じです。
売れているようですが,誰が買っているのか興味あります。
ちなみに,国会で民主党議員が「品格ある国家云々」と,あ,これは読んでるなと思う発言をしてましたね。
国家の品格、えらく売れてますよね。
おばさん仲間で偶然読んでる人がいて、聞いたら「博士の愛した数式」の著者の方と本を出せれているようで、それでこの本も読もうと思われたって。
>国会で民主党議員が「品格ある国家云々」と,あ,これは読んでるなと思う発言をしてましたね。
お玉も先日ある知り合いの方のお話を聞いていて、「ひょっとして、読まれてます?」と思う場面に出くわしました。
祖国愛で戦争のない平和を!広めましょ(*^_^*)
おい。コイズミさんよ。司馬遼太郎もいいが信長もいいがコメ百俵もいいが この祖国愛もいいぞ。愛国心なんて 言える資格が 貴方があるとは思えないし 迷惑
この上ないし 国家なるもの 国家を愛せよなんて 言われたくない。こんな薄汚れたものに。
ベストセラーの新書は読みやすいけれど、それだけに内容が浅いことも多いです。
つまり,山本七平の「ユダヤ人と日本人」と同じでして,元の「武士道」を読んだことがないヒト,またはそれのリライト版の岩波文庫の『武士道』さえ読んだことがないヒトには,簡単にひっかかってしまうトリックが随所にちりばめられているんですよ。
やっぱり数学者というのは40代越えたら,ただの廃人ですね(苦笑) 本来科学者に求められるべき論理性というものがぶっとんでしまっています。特に自然科学の訓練を受けた理科系の人や,文系でも哲学を専攻された方は,いまいちど,この本を最初から熟読されてみて下さい。私の言った意味がよくわかると思います。
私は植民地で生まれ育ち,英語圏でドクター取ってきましたから,自分が日本人であるとか,日本人としての誇りを持ってるなんて考えは,これっぽっちもありません。政治的にやばくなったら,中国かロシアにでも亡命したろかと思って,NHKラジオの中国語講座の応用編の復習を始めてるくらいです(笑)
要するに,藤原某の言う『武士道』が実は「埃」に過ぎないってことを,皆さん知らないんですよ。私は忍者の子孫で幼少の頃に祖父からホンモノの「武士道」を叩き込まれたから,藤原某の主張が単なる言葉遊びだと分かるのです。皆さん,ああいう知能の足りないバカに引っ掛かってはいけませんよ(笑)
数学者が頭がよいなんて思っている文系の人,実態を知らないからだまされるんですよ(笑) あいつらは所詮,道具を作るだけの職人。それに学部段階では日本語に翻訳されてる教科書で事足りるから,語学力がぜんぜんつかない。つまり,外国の事情がわからない,外国の論文がまともに読めないのです(笑)
大体,数学科なんてのは閑人の行く所で,寮で同室だった数学科の奴は仏文ばかり読んでた。解析学(高校で言う微分積分)が苦手で,代わりにレポート書いてやったこともあります。修士で大学を追い出されたのは分かる気がする。
「国家の品格」についてトンデモ本だと書きましたが、自分のブログで1,2,3,まとめと書いてこの結論に達しました。
結局この本は、藤原氏自身の「日本が世界を支配したい」という情緒を、包み隠して書かれた本だと思います。とても平和主義者とは思えないのです。
長文ですが、その理由を書いたので、よかったら読んでみてくださいませm(__)m


















