2006年06月26日
憲法の基本原則を改正した国はありません。
憲法改正について、お偉い学者さんのあいだでは「憲法改正無限界説」(どんな改正も出来ちゃうよってコト)と一定の限界があるとする「憲法改正限界説」とがあるそうです。が通説は限界説の方だそうです。とくにその憲法の基本原則(主幹の部分ね)となっている部分については、改正が許されないという考えだそうです。(伊藤真著 高校生からわかる日本国憲法の論点参照)
では日本国憲法の基本原則とは何?
「基本的人権の尊重」
「平和主義」
「国民主権」
ですよね。憲法限界説から見て、これを削除変更することは出来ないです。これに手をつけようってのが、ご存じ自民党の「新憲法草案」です。
・・・と思っていない憲法学者のご意見をご存じの方、お教え下さい。今後の参考にしたいです。m(_ _)m
はいはい、確かに諸外国は良く憲法に手を入れてますよね。米国だって、100回以上、ドイツは50回くらい?ベルギーは連邦制にしたんでしたか?
でもね、昨日のエントリーの中で憲法の主幹という表現をしましたが、先進諸国で「憲法の基本原則を改正しようとした」国は本当にありません。
だから、他の国もやってるのに、日本は一度もやってない・・・・という理由で改憲論をぶった小川和久さんの方がやっぱし非常識なのです。あ、今ちょこっと思ったけど、小川さんは「平和主義を貫く為にテロと戦う!!」って言ってるから本人的には平和主義に手えつけたとは思っていないのね・・そうか・・じゃああんまし非常識って言っちゃあまずいわね。ゴメン。
・・と言うことで、うぐぅさんのエントリーに沿ったコメントにはお答えしました、
ではうぐぅさん、ベルギーの憲法改正が憲法の基本原則を覆すような内容であったという文献、資料をお持ちでしたらどうかご提示下さい。もしそうだとしたら、お玉もそれは知らなかったので、勉強してみたいです。
お玉、とにかく今は「人任せにしないで、小さなコトからでもまず、自分で護憲のために何かやるぞ!」という同志を増やすべく
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この記事へのコメント
ちょっと気になる部分がありましたのでぶしつけながら、書き込みさせていただきます。
9条改正が改正限界を超えるかという点についてなのですが、芦部信喜(故人・東京大学教授)というきわめて有力な憲法学者が、憲法9条の改正は改正限界を超えないとするのが通説であると指摘しております。
(続きます)
「改正権に限界があるとすると・・・国際平和の原理も、改正権の範囲外にあると考えなくてはならない。もっとも、それは、戦力不保持を定める9条2項の改正まで理論上不可能である、ということを意味するわけではない(現在の国際情勢で軍隊の保有はただちに平和主義の否定につながらないから)、と解するのが通説である。」
この見解によると、すくなくとも、自民党草案の9条改正案は、限界を超えるものではないということになるかと思います。
(続きます)
前文の基本原則に触れる分で無い限り改正が可能と言うのなら、極端な話天皇制を無くすとか、抜本的に国家組織を変えて連邦制にするとか、そういうドラスティックな改正もアリ、と言うことになるのですかね?前文を変えない限り改正できるのですから。ひょっとして、法学関係のお方でしょうか?お玉の為にご配慮ある書き方をしてくださり、感謝です。芦部憲法・・ついにでてきた!ヨーグルトさんおっしゃるとおり、必ずしも9条第2項の改正は基本原則を覆すとは言えない(かも知れない)という考え方から自民党は改正案を推し進めていると思います。
伊藤真さんに関しましては確かに学者さんの間ではいろいろ取りざたされているとも聞きますが、単なる司法試験の予備校講師というワクを遙かに出ておらますよ。機会があればお話を聞いて欲しいなあ。ただ、お玉も芦部氏の「憲法」は手に入れましょう。
おお!芦部憲法の解釈論・・・これ、是非お勉強したいので、記事にします。(その前に、芦部さんの本買えってか?(^^;)
ちょっと夜にならないと書けませんが、それまではお手すきの方、ここで芦部憲法について、語って下さると嬉しいな。ただし、いろんな方のご意見がお聞きしたいですので、コメント欄使用はお一人三つまででお願いします。m(_ _)m
芦部信喜『憲法』は、いま調べてみたら、市内の図書館にあるようです。
さっそく借り出して読んでみます!
もっと大事なことですが、憲法は国民のものなので、どの先生がこういっている、いない、ということより、自分は平和主義とはこういうものだと思うと一人一人が自分の思いを語ることも大切ではないでしょうか。
平和主義で9条2項が改正限界内というのも、ご自分の意見というより教科書という性格から「というのが通説だ」と書かれています。
しかし、彼の平和主義のところは「平和構想を提示したり、国際的な紛争・対立の緩和に向けて提言を行ったりして、平和を実現するために積極的行動をとるべきことを要請している」と明確に述べておられます。そうすると、芦部先生は、軍備によって平和を達成するのは憲法の平和主義ではない、と考えている可能性が高いです(誰がどう語っているというのは重要でないといっておきながらすみません)。
芦部氏は三原理を憲法の文言(前文等)から抽出し、それと改正限界との関係を論じています(芦部『憲法(新版補訂版)』35〜、357〜。比較法的・憲法史的な裏づけもしています)。また、「理論上不可能ではない」とは、理論的には、2項の改正は改正の限界を超えるわけではない、という意味でしょう。
>luxemburgさま
たしかに、芦部氏は自身が軍役に動員された経験もあり、平和主義を大事にしていると思います。が、学問的には2項改正は限界を超えないという見解であるとおもわれます。有斐閣「憲法学1」には留保なしにそう書かれております。なお、自分の意見が重要、というのはおっしゃるとおりと思います。ただ、管理人さまの投稿が、学者の意見を土台にしているように見受けられましたので、揚げ足取りを危惧し投稿した次第です。
>管理人さま
たくさんコメント欄を使ってしまいました。すみませんでした。
いつものようになにげに憲法にお詳しいですよね。
>自分は平和主義とはこういうものだと思うと一人一人が自分の思いを語ることも大切ではないでしょうか。
はい、お玉もそう思います。そこが一番大事だと。ただ、改憲派に突っ込まれたときに話せるだけの知識をここで皆さん教えてもらいながら、まるで「たまごっち」のように成長していくお玉でありたいと思ってます。
それに関連して丸山真男の「護衛の位置から(だったかな?)」でも9条についての考察してました。どリベラル〜って感じ。
あとは個人的なコメント。
理想のために頑張りましょ


憲法基本原則を変えるには、革命か他国による侵略占領以外にはありえないとは、憲法調査会で与野党ともに発言しています。
限界説・無限界説および芦辺憲法解釈については初年度の憲法調査会で多数の参考人が発言し、繰り返し議論されています。
残念ながらいまでは映像を見ることはできませんが、議事録は手に入ります。
憲法の基本原則を変えた国家はないというお玉さんのご意見は正しいと思います。
憲法調査会でも、与野党を問わず基本原則を変えるには革命か他国による侵略しかないと発言が繰り返されてきています。
【Kokkaiクラブ】で取り上げましたが、2000.02.24衆議院憲法調査会において西修専修大学法学部教授と青山武憲日大法学部教授のお二人が改憲の立場で限界説・無限解説と芦辺解釈について陳述しています。
いっぽう03.23には護憲の立場で長谷川正安名大名誉教授が憲法の歴史を陳述されています。
*お玉さん、すいません。24と25がW投稿になってしまいました。25を削除していただければありがたいです。
つまり、平和憲法は日本人、日本国民の生存権を脅かすのではないか?そう言う疑問が一番問題なのかと思うのです。
私はぶっちゃけた話、日本民族の生存は至上の課題であり、他の全て、なんなら日本人以外の全ての民族の生存と言ってもよろしい、それと引き換えにしても何等悔いる事はないと考える男です。
非難は当然あるでしょうが、私は本気でそう思っている。
同胞を守る事のない平和憲法ならなくなってしまえとさえ思っています。
けど、それと今の方向性とは話が違いますね。
私はそれを良しとしない。いやさ、それは絶対に認められない。
皆様は私の目からみて偏った方々ですが、自衛隊員が日本国民であり、彼等が憲法で守られるべき主権者であると考えた事があるでしょうか?
彼等がアメリカの国益の為に死ぬのは間違っていますね。
私は全ての戦いは否定しない。けど、日本国民の生存、日本国の存続の為以外の戦いは完全に否定します。
私は日本民族の生存の為以外の戦いは不義の戦いであり、日本民族の生存と日本国の存続の為の戦いを否定する輩は「理屈以前に存在自体が許せない下種」と規定しております。
この件についても非難はあるでしょうがね。
とりあえず、私はアメポチ売国の小泉の方向性は許せません。
それだけは皆様と意見が一致していると思います。根本は大きく違いますが。
マガ9のディスカッションコーナーに関するお玉の考え方、近いうちに記事にします。ちょっと待ってね。
>初めまして。伊藤真検索〜で、たどり着きました。
そ・・それは名誉な検索結果で来て頂きました。へへ、これを機にまた遊んでってくださいマシ。
これからもいろいろお教え下さいませ。
憲法調査会の議事録、曽野綾子のうましか発言にくらくらしてしまって・・後はもう、どなたかが書いていた感想のみで内容判断しておりました・・あの年の(2000年)の会議は無謀な意見満載で、(前文を曽野綾子に書かせろとか・・)あんな話し合いしてたのか・・とビックリしました。が、もうチット深い部分も読んでみないといけなかったですね。教えてくださって、ありがとうございます。
>皆様は私の目からみて偏った方々ですが
そうなのよね、そして、お玉達から見ると三輪さん達が偏ったひとに見えてるのよね。そんな中で、あなたの「理解は出来ないけど、存在価値は認める」的な態度にお玉は敬服しておるのです。
そうです、いま、サマワ駐留の自衛隊の人がたとえお一人でもお怪我されただけでも、絶対ダメです。だって、「日本」なくて「米国の国益」のためってことになっちゃうもん。
もう出かけなきゃ・・続きはあとで・・

















