2006年07月23日
戦争の世紀
靖国問題も北朝鮮問題も大事なことをたくさんコメント欄に書いてもらいました。護憲派の考え方もいろいろあることは初めから分っていましたし、「平和主義者のきれい事」(とは決して思いませんが)がどこまで今の世の中で通用するのか知りたい。お玉にとって平和は「肌感覚」としてとらえているのかも知れない。今世界で起こっている様々なことたとえばレバノンの攻撃、イラク攻撃、北朝鮮のミサイル騒ぎ、中韓脅威論、アメリカとの軍事同盟強化・・などなど・・全部の点が線で結ばれているような気がするのです。
難しいことはわからん、でもなにかがおかしくなっていることだけは、わかる・・・お玉の記事が突っ込みどころ満載で、常連コメンテーターには迷惑かけっぱなしです(^_^;)
Looperさんがコメント欄にお書きの日本国憲法の前文の決意がいかに意味のあることなのか、そして「「両国国民が、一緒に発展していける道を、困難ではあっても、平和憲法を持つ国とその国民の責任として、あくまで追求しましょう」が単なる絵空事でないことをもう少し私たちは(いえ、私は)学びたい。
母の友という幼い子を持つ若い若いお母さんお父さん向けの雑誌があります。今月号に載っていたエッセイを全文紹介しようと思います。こんな事は平和主義者にとっては常識の事なのかも知れないけど、こういう誰の心にも染みこんでくるような文章がお玉も書けると良いのですが・・・

なぜ、20世紀が「戦争の世紀」になったのか
きっとあなたも一度や二度は耳にしたことがあると思うけれど、二十世紀という時代は、しばしば「戦争の世紀」と呼称される。考えたら不思議だ。これほどに文明が発達してさらには国際連盟と国際連合という二つの期間が歴史上初めて創設されて、なぜ戦争がなくならないどころか増えているのだろう?
ナチスにおけるヒトラーの右腕の位置にいたヘルマン・ゲーリングは、戦後にナチスの戦争犯罪が裁かれるニュルンベルグ裁判で、「なぜドイツはあのような無謀な戦争を始めたのか」との質問にたいして、以下のように証言した。
「もちろん国民は戦争など望んでいません。でも実は戦争を起すことは簡単です。自分たちは今、他国から攻撃されていると危機を煽り、そしてこれに反対する平和主義者に対しては、おまえたちは国益を害していると恫喝すればよいのです。これを繰り返せば、国家など簡単に戦争に向かいます。」
こう言い切ったあとにゲーリングは「これはドイツだけの話ではありません。世界中の国に当てはまります。」と述べている。よりによってあなたに言われたくないと反発したくなるけれど、でも確かに真実だ。人は脅威に弱い。近代の戦争のほとんどは、当事国にしてみれば侵略ではなく自衛の意識で始まっている。つまり過剰防衛。先制攻撃をしなければ自分たちがやられるとの過剰な危機管理意識が、戦争への大義名分であり、戦争継続の燃料だ。イラクやアメリカだって同様。
で、ゲーリングの証言を引用すれば、「危機を煽り、」「恫喝する」ためには、媒介が必要となる。つまりメディア。これを言い換えれば、新聞やラジオ、映画などのマスメディアがあるからこそ、プロパガンダ(情報宣伝)が可能となる。
だからこそメディアが発達した20世紀は、文字通りの戦争の世紀となった。
(森達也)
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この記事へのコメント
私も「平和」を「肌感覚」で捉えている一人です。
私は「平和」を「みんなが幸せになれる社会」として考えています。
日本はいち早く戦争ではみんなを幸せにできないと考え、平和憲法を制定したと思っています。
数ヶ月前に国弘正雄さんの「操守ある三木武夫」という本を読みました。「フレンドリーファシズム」というように身近なところからもファシズムが浸透してくるのですね。
国弘さんは、日本のリベラルの分岐として「護憲」を掲げています。
私も同感です。戦争ではみんなを幸せにできないのです。
リストラで苦しみ、介護で疲れている仲間達を見ているとこれが「平和」なのかと憤りさえ感じています。コメントがずれてしまいました。
お玉さん、今後ともわかりやすく書いてください。私にも理解ができて、これが何よりです。
ゲーリングの証言とか、なんだかお株を奪われてしまった気がしないでもありませんが。
ところが、日本人はそのことへの問題意識が非常に希薄です。
森さんには、もっと、どんどん言ってもらいたいですね。
私なんかが何度言っても説得力がないので。
ちなみに森達也さんの「国政の場にいてほしい人」は「保坂展人に辻元清美に鈴木宗男だ」そうです。
また安田好弘弁護士のことは「全身弁護人。大切な人だ」と評しています(「森達也公式サイト コラム」http://www.jdox.com/mori_t/k_column.html)。
森達也さんとは気が合います(笑)。
以上は「浅野健一」さんの言葉です。今は、もう戦時中と考えれば、マスコミの堕落が理解できます。
斉藤貴男さんは「NHK報道規制」問題で社長が謝ったのは、21世紀の白虹事件だといっていましたが、オリジナルは米騒動のときの報道規制の端緒でしたから、これからは、治安維持法(共謀罪)の制定、満州事変(陰謀によるミサイル暴発)、2.26事件と進んでいくのかもしれません。情報革命時代ですから、10数年といわずに数年で一挙に進むのかもしれません。(少し妄想モードです)
とほほさんの言われるとおり、今、リベラルな新聞はありませんね。かつてそう思われていた?新聞が、朝日かな、と思ったんですが、今はすべての新聞が、悪質な(そうでないようにみせかけて)、翼賛新聞ですね。
その中で、「長周新聞」は、すばらしい記事を書いていると思うのですが、よかったら、見てください。
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/index.html
先制攻撃なんて誰か主張しましたっけ?
ミサイル基地の攻撃なら聞いたことがありますが、核弾頭つんだミサイル基地を攻撃するのはいけないのですか?
しかもまだ話し合いの段階ですよね?
これこそ平和に対しての議論を恫喝しているのではないでしょうか?
森達也さん、いいですね。森巣博さんは、それ以上に、ショック?を与えてくれてよいです。森巣さんの対談集「戦争の克服」は、権力者がいやがることをバンバン言って、共感でき、かつ勉強になりました。
平和主義者とは平和を求める人です、それを非難することは戦争を支持しているのでしょ?戦争を支持したら当然戦争になりますよ(^^;
> 先制攻撃なんて誰か主張しましたっけ?
あなたがしていないのであればそれでよいことですが、しかし、続く(^^;
これを先制攻撃と言うんです。ミサイル基地に不快感をお持ちであれば我々の同志です(笑)世界最大のミサイル基地保有国との軍事同盟破棄に向けて頑張りましょう(^.^)/
> しかもまだ話し合いの段階ですよね?
> これこそ平和に対しての議論を恫喝しているのではないでしょうか?
その通り、「段階」です。問題は何に向けての「段階」なのか?と言うことです。「平和に対する議論」ではなく「平和に向けた議論」をすべきだと言う主張です。
いろいろと考えてみるのですけど、やっぱり「平和はきれい事」でしかないのかもしれません。他に考えようがないように思います。
けれど「平和はきれい事」で実現不能だから諦めるべきというのではありません。むしろ「平和はきれい事」という点から出発するべきではないだろうか? そんなことを思うのです。
戯言で申し訳ありません。
>日本にリベラルな新聞ってあるのだろうか?(^^;
ありません。
彼らが総ぐるみで自分たちで朝日がリベラルであるかのように宣伝しているだけです。
いわゆる「サンケイ」と「朝日」との読み比べなどというのをやっているとそういう操作にひっかかってしまうわけです。
読み手にしっかりとした主体性が必要です。
世界的には、「商業紙」という性質上の限界を指摘する声が多いです。
「日刊ベリタ」というネット新聞ができましたが、果たしてどうでしょうか?
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200406181628575
---
P「射程でいえばアメリカのミサイルや、日本のイージス艦のミ サイルは、北朝鮮に届きますよね」
外務省「届きますが。。。」
P「届くのなら同じ脅威じゃないですか?」
外務省「わたしたちは訓練をする時には事前に通告をしています 。韓国や台湾などには。。」
P「北朝鮮にも事前通告してるんですか?」
外務省「それは。。。北朝鮮には。。そう近くで演習をしないと 思いますが。。。私は聞いたことありません。」
(えっ?!)
P「お互い通告しないんじゃ同じじゃないですか?」
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2ちゃんねるは確かにメインストリームを占めているのですけど、2ちゃんねらーはオルタナティブであるばかりか輪をかけて"翼賛的"だし、ブロガーにしてもランキングの上位を占めているのは小泉&安倍壺三マンセーのばかり・・・・・これって民度の差なんですかね?
メディアリテラシー度の差でしょう。
韓国は軍事政権がずっと続いていたので、権力総体に対する不信感が強いです。
ちなみに、「オーマイニュース」は日本語版が今度できますよ。
編集長が鳥越さんですが(^^;。
http://www.ohmynews.co.jp/blog/
世の中便利になりましたね。
核弾頭ミサイル基地を攻撃するのが先制攻撃なので反対の理由が理解できません。それも同盟国破棄しましょうという意見も
解決する理由になるのが理解できません。
現実社会にあなたは生きていますか?
憲法は平和の象徴のようなものであり、現実は軍事力と各国の同盟で日本の平和は保たれています。憲法があるので軍隊も持てず軍備も制限され日本が戦争ができない理由でもあります。
これらが揃ってこそ今日の平和が維持されたはずです。
そこで平和を語り合うのに対して批判や恫喝はありえません。
平和を脅かす自称平和主義者の方々対して異議や反論しているのが現状の出来事です。
>憲法があるので軍隊も持てず軍備も制限され
Sadaさん、あなたの中での憲法に対する定義ってこれだけなのでしょうか?
で、戦争のできない国、日本であなたは今どんな不自由を生活の中で感じているのでしょう。
>平和を脅かす自称平和主義者
話しても平行線だとわかってはいますので、お玉は反論はしませんけど、一応平和をどのように脅かしているとお考えなのかお時間のあるときにお聞かせください。m(_ _)m
>Sadaさん、あなたの中での憲法に対する定義ってこれだけなのでしょうか?
日本の防衛力に関しての憲法は
「これだけ」です。
それとも憲法の全ての説明が必要ですか?
>で、戦争のできない国、日本であなたは今どんな不自由を生活の中で感じているのでしょう。
ここで区切られると文章が死にます。「これらが揃ってこそ今日の平和が維持されたはずです。」を含んで下さい。
それでも聞かれるのでしたら、
イラクの支援派遣を反対された方々が憲法を理由に言われたことです。私の不自由より日本の国の不自由ですね。
つづく
ある方かおっしゃいました。
「日本の憲法を守る為なら、人が犠牲になってもかまわない、国が滅んでもかまわない」
憲法だけでは人は救えません。
人が救えないのに平和が守れるのでしょうか。
一応断っておきますが、
私は侵略戦争を支持していません。核弾頭ミサイル等が打たれる場合に対する防衛策や準備などは推進します。
ある方かおっしゃいました。
「日本の憲法を守る為なら、人が犠牲になってもかまわない、国が滅んでもかまわない」
憲法だけでは人は救えません。
人が救えないのに平和が守れるのでしょうか。
一応断っておきますが、
私は侵略戦争を支持していません。核弾頭ミサイル等が打たれる場合に対する防衛策や準備などは推進します。

















