2006年09月01日

首相の靖国参拝ドイツ紙の反応

えっと、まず、関係ないお話しですが、臨時ニュースです。

カッシーニで昼食をのともえさんが京都府議会選挙に出馬されるそうです!!

おお!!がんばってくれい!九条の会メンバーの一人として、お玉も応援します。

ではでは本題です。各国の新聞における靖国参拝の記事の紹介を募集しましたところ、先日ヘリオトロープさんがドイツシュピーゲルの英語版の記事を翻訳して、送って下さいました。

ヘリオトロープさ〜〜ん、ありがとうございます。

では皆様じっくりとお読みくださませ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

遅ればせながら、ドイツシュピーゲルの英語版
International SPIEGELの記事をネット上でみつけまし
た。
http://service.spiegel.de/cache/international/0,1
518,432000,00.html
これで繋がらなかったら、下記の一番上です。
http://service.spiegel.de/digas/servlet/find?
ATTRLIST=t&SD=1&S=Yasukuni&suchen.x=9&suchen.y=8

誤訳直訳ご容赦くださいね。


「日本の傲慢、中国の希望」
日本の総理大臣小泉純一郎が議論のまとである靖国神社に参拝したことは、中国と韓国両国を怒らせた。海外のオブザーバーは国際的な舞台から去ろうとしている一人の政治家の最後の倣岸なジェスチャーとみている。

確実に、日本の小泉首相は議論の的になっている靖国神社を戦後61年の記念日に訪れることが、アジアの数カ国の人々を怒らせるだろうとわかっていた。
しかし、そうなっても、もうすぐ退任するのだからどうでもいいと思っているのだろう。

中国と韓国はしかしながら、予想通り激しく反応した。問題の神社は、第2次世界大戦で死んだ250万人の兵士を含む戦死者たちを祀っている。しかし、中
国と韓国を占領していた間に犯した罪のために有罪判決を受けた将校?(officer)たちも数名祀られている。小泉は就任以来毎年参拝していたが、火曜日は日本の降伏記念日と初めて一致した日だった。その日は中国と韓国ではお祝いの日だが、日本ではそこはかとない悲しみとともに記念されている。

日本とアジアの隣人たちとの関係は、最近やっかいなことになっている。この数十年間で最低になっている。けれども、参拝は国内では効果をあげており、ド
イツのコメンテーターは、後継者と目されている安倍晋三幹事長が9月末に引き継ぐ前の計算された動きと見ている。

ファイナンシャルタイムズ・ドイツは、水曜に、「これは総理交代に先立って党をまとめるための挑発だ」と書いている。しかしその動きはもっと大きな事実を示している、と続けている。つまり、日本は戦争を始めた責任の一端が自らにあることを認めたことがないのである。日本の若者たちがずっと第2次大戦のことを言われるのにうんざりしているとしても、「犠牲者の記憶は行為をした人の記憶より長いのである ― 政治的に利用するために、常に更新されるなら特に―中国共産党が好んでやるのだが」
ではどうすればよいのか?ファイナンシャルタイムズ・ドイツが論ずるには、小泉の後継者は参拝を止め、刺激するような原因を取り除くのなら、そのほうがよいだろう。「そうしてはじめて中国と韓国の指導者とのサミットができるだろう」

中道右派のフランクフルター・アルゲマイネ紙は、日本の総理大臣に傲慢さを感じながらも、どちらかといえば認めている。フランクフルター・アルゲマイネ紙によれば、靖国参拝が国際的に良くとられないとわかっていても「彼はどのみち参拝し、外国の反応など気にしていないと示した」しかし、編集者は、単純に解釈しすぎることを警告している。なんのかんのいっても、小泉は参拝後、第2次大戦中に日本が隣人たちに与えた苦しみについて述べた。メッセージのこの部分は中国や韓国で気付かれなかったようだ。しかし、これは、日本が公式的に20世紀の歴史を無視するのをやめたことを示しているのである。やはり、参拝とコメントはふたつの違ったメッセージを送っているのである。どちらが日本の真の態度なのか、どちらとも解釈できるのである。

保守派のディ・ヴェルトは、中国の反応に焦点を当てることを選んでいる。暗い雲行きの中に明るい面を見ている。中国の指導者が、小泉参拝のわずか数分後に「小泉の参拝には誰も驚かない」というコメントを発表したにしても、中国の反応はかなり控えめになっている。「小泉の任期が9月で終わるのでなかったら、
中国のリアクションは違っただろう。しかし、中国指導部は、日本の新しいリーダーとの対話を真剣に考えている、という信号を出したのである」
結局のところ、隣人とは話し合うべきことがたくさんあるのだ。地域的な緊張からエネルギー関連の環境問題に至るまで。いまや、それは次の首相になりそうな
安倍晋三次第である。「彼は国内の尊敬をなくさず参拝を避ける方法を考えざるをえないだろう」

ミュンヘンの中道左派南ドイツ新聞は、小泉参拝は理解に苦しむと述べており、彼の、世界的な政治の舞台から退場するやりかたを「ふてぶてしく愚かしい」と
呼んでいる。南ドイツ新聞は、日本では、多くの人が小泉が8月15日に参拝するという公約を守ることを熱心に望んでいたと指摘している。「彼らの望みはか
なえられた。しかしなぜ?」と問いかける。小泉は9月には権力を渡すのだから、選挙運動をしているなどということはありえなかった。それより、「総理大臣
は中国に挑発的なメッセージを送りたかったのだ。小泉は参拝のあとすぐ、殊勝ぶって、たったひとつの論点のためにサミットを拒む権利があるのかと問いかけ
た。あたかも、自分のせいではなく、北京のリアクションが悪の根源であるかのように」。総理の言動は「理性というものがないレベルに達している。かの国(日本)は、今こそ、倫理的な高潔さとヴィジョンを持った、歴史的な重荷を認知できる、新しいリーダーを必要としている」

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haru_saku at 23:07 │Comments(18)TrackBack(3)clip!靖国問題 

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<来週まで恐ろしく仕事が忙しく、土日もまともに休めない状況に。(涙) コメントのレス、TBのお返しが遅れていますが、ご容赦を。m(__)m>  9月にはいった。もうすぐこのブログを始めてから1年になるのだが・・・ <何故なら、昨年の小泉郵政解散&総選挙に...
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この記事へのコメント

1. Posted by 愛国者    2006年09月02日 00:14
お玉おばさんのネットワークは、いつもながら凄い!凄すぎ!外国のこと、良くわかる!
情報の鎖国化現象が崩壊するかもね。江戸時代に蘭学・洋学が入り、幕府が倒れていった歴史に似ている!「蘭学事始」に書いてあるように、一つひとつ真実を解きほぐしていくような感覚に陥って、晴れやかな気分になります!

>小泉の後継者、安倍さんは参拝を止め、刺激するような原因を取り除くことはできないでしょう。出馬表明がニュースになってましたが、安倍首相は短命になるかも。内容がないもん。気持ちは親戚の岸・松岡・鮎川の夢を追っているかもしれないけど、彼は時代錯誤だから。
2. Posted by お玉おばさん    2006年09月02日 00:57
すごいのはお玉ではなく、ここのコメンテーターの皆さんですよ。いつもお玉を支えてくれて、ありがとう。愛国者さん(^^)
ヘリオトロープさん、ブログに遊びに行けなくて、寂しいけど、また、ここでお会いできますよね?
3. Posted by コギトエルゴスム    2006年09月02日 01:13
>かの国(日本)は、今こそ、倫理的な高潔さとヴィジョンを持った、歴史的な重荷を認知できる、新しいリーダーを必要としている
↑↑↑↑↑
安倍チャンでないことは確か。

今夜(9月1日)三宅晶子さんの話を聞きに横浜市開港記念会館に行って来ました。
安倍一派の企む教育基本法改悪が齎す恐ろしい未来を知らされ暗澹たる気持ちになりました。

これほど現行憲法に違反する改定が本当に可能なのでしょうか?

憲法を変えた後でなければ、不可能なほど非倫理的な改変内容は、又、明日、書きます。
オヤスミナサイ・・
4. Posted by ヘリオトロープ    2006年09月02日 12:56
お玉さん、ありがとうございます。あまり上手な訳でなくて、すみません。
安倍さんは普通ならとても総理大臣になれるような人ではないと思いますが、マスコミが都合の悪いことは報道せず、いい顔しているときだけテレビに映してまた演出していますし、国会がはじまったら、一見よさそうな名目で実は言論弾圧するような法律を作って反対意見を封じ込めようとするのではないか、と危惧しています。
5. Posted by yohko    2006年09月02日 13:08
『それより、「総理大臣
は中国に挑発的なメッセージを送りたかったのだ。小泉は参拝のあとすぐ、殊勝ぶって、たったひとつの論点のためにサミットを拒む権利があるのかと問いかけた。
あたかも、自分のせいではなく、北京のリアクションが悪の根源であるかのように」。総理の言動は「理性というものがないレベルに達している。』

『理性が無い』って、小泉さんによ〜く聞かせたいですね!
昔は小泉さんも耳が二つあったそうですが、今は一つも無くしているかもです(^^;

コギトエルゴスムさんご報告の続きを待ってますよ。
6. Posted by 村野瀬玲奈    2006年09月02日 13:17
とても貴重な訳、ヘリオトロープさんに感謝です。

一見よさそうな名目で実は言論弾圧するような法律を作って反対意見を封じ込めようとするのではないか、と危惧しているとのことですが、自民党の中川政調会長が「総裁選で安倍氏に投票しておいて個々の政策に反対することは許されない」という趣旨のことを言っているそうですから、すでに弾圧は与党の内部でも始まっていますね。それから、日本の北朝鮮化も。

こんな与党を支持して良いわけがない。
7. Posted by ken    2006年09月02日 18:02
ドイツの論説を引っ張ってきて大変な作業ですね。ご苦労様です。まあ、どこまで本当に理解しているのか疑問も多々ありますが、ドイツ人が日本人をどう見ているかというと、
http://d.hatena.ne.jp/mensch/20060709/p1
こんな感じらしいので、まあなんとも。最後の一文、
日本人には主張が足りない。中国人や韓国人には謙虚さが足りない。それらが是正されれば、アジアは正しく認識され親日家も更に増え、反中・嫌韓家も減ることだろう。と言うところが大事な気がします。もっと日本の正当性を主張すべきだとおもいます。
8. Posted by kaetzchen    2006年09月02日 21:42
ヘリオトロープさん,お疲れ様。私はドイツ語版で読んだけど,訳の方は大体あれで良いかと思います。(^_^)/

Sueddeutsche Zeitung (南ドイツ新聞)は以前から日本の右傾化に危機感を持って報道していますね。

# 本当は私がドイツ語の原文から直接訳すべきなんだけど,眼の病気のせいで皆さんのスピードに追いつけず,すみません。最近,液晶を睨みすぎて眼が痛くて困ってるんですよ(泣)
9. Posted by kaetzchen    2006年09月02日 21:46
ちなみに ken さんの引っ張ってきたブログはかなりナチス寄りの人が書いてるものですね(笑)

ドイツ人でこのような見方をしている人は,私の知る限りではネオナチ大好きの,元東独からの移民たちでしょう。口悪く言えば,教養もなくサッカーしか興味がなく,大衆スポーツ紙に乗せられている頭の軽い連中。日本にもいますよね,読売新聞とか産経新聞取っているバカ。
10. Posted by kaetzchen    2006年09月02日 21:50
さっき,間違えて投稿したらしいので,付け足しです。

ken さんは実物のドイツ人と直接ドイツ語で会話をされたことがおありでしょうか?

同様のことは韓国人や中国人にも言えます。他人の書いた風聞を信じるような,教養のない方は少なくとも外国事情について書くべきではありません。

逆に言えば,私のようにドイツ語や韓国語や中国語が書けたり話せるようになってから,自分の意見を書いて下さい。他人の意見の受け売りしかできない人のことを……;バトルになるからやめときますね(笑)>お玉さん
11. Posted by お玉おばさん    2006年09月02日 22:17
kaetzchen さん
たまにはいいこと書くじゃん、(爆)
ま、「教養のない」と「私のように」・・以下はよけいだけど(^^)

中国在住のなめぴょんさんも良くおっしゃいますよね。お友達になって、話してご覧って。

ちょっと涼しくなってきたし、体調もどったかえ?
そう言えば、詠み人知らずさんもいかがお過ごしかな?
12. Posted by バイリニア    2006年09月03日 01:51
ずっと思うところありましてコメントを控えていたんですが、大丈夫と判断してオレからも一言。
靖国参拝賛成・反対に関わらず、中韓が騒ぐから行かない、騒ぐから逆に行くという姿勢は正当性に欠けるものだとオレは思いますし、ここのコメント欄の議論でもそのような流れになっています。
ところが今回のドイツの紙面を見ますと、
「中国と韓国両国を怒らせた」「中国の反応は」「中国のリアクションは」
と、「中国」という文字が入り乱れ、中国の許可さえ取れば靖国参拝は何も問題はない様に読み取れます。
オレに言わせれば、もうその時点で論点が致命的にズレています。
そもそも、靖国問題の内容を諸外国が正確に把握するのは無理なのではないでしょうか。
13. Posted by kaetzchen    2006年09月03日 06:08
バイリニアさんは原文を読んでないからね(笑) EU 市場は既に日本を見放しているんですよ。

保守的な経済紙と言われる Frankfuerter Allgemeine なんかを読むと分かるのですけど,中国ビジネスの話が5分の1近くも埋まってたりします。その次が韓国・インドで,最後が日本。日本はホンダとトヨタしか出てきません。電化製品に到ってはアヤシげな「マイナスイオン」なる詐欺商品を開発して特許を取っているなどと,ぼろくそにこきおろしています。

従って,靖国問題に関しても同様で,ドイツはナチスの反省から歴史学者が詳細な論文を書いています。彼らの日本語の力をばかにすると痛い目にあいますよ。
14. Posted by kaetzchen    2006年09月03日 06:16
>お玉さん

余計かも知れないけど,あえて付け加えました(笑)

日本に入ってくる翻訳された外電というのはほぼ半分が日本に都合よく改竄されたものだと言い切って良いです。元気なおこじょさんも彼女のブログで時々取り上げたりしてますけど,私も今回の靖国問題に関しては知りうる限りの外国語を駆使して外国の「生の情報」を探して,日本の報道のでたらめさに憤慨した状態で,朝日新聞も毎日新聞ももうダメだなと思った次第。

# 気分がうつうつして,政治記事を書かずに,少女マンガばかり書いてたのは,それもある。
15. Posted by お玉おばさん    2006年09月03日 07:55
バイリニアさん、お久しぶり〜

中韓が騒がなくなったら、
とか、A級戦犯が分祀されたら、靖国問題解決と言う世論になるのはお玉も違うと思う。

ただ、諸外国で日本の問題をどのように取り上げているのかを知ることは絶対に大事なことだと思うのね。でも、先日のル・モンド紙を取り上げた産経記事見たく、あまりにも翻訳された記事がおかしいので、いろいろ調べてみたくなったの。だから取り上げました。
16. Posted by 愛国者    2006年09月03日 08:41
裸の王様、井の中の蛙大界を知らず、情報の鎖国化、独善(独り善がり)的状況を克服していくためには、知が必要不可欠。無知は偏見の温床。そして、

ここに終りを告げた恐るべき大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否認し、これらの原理の代わりに、無知と偏見を通じて人間と人種の不平等という教義をひろめることによって可能にされた戦争であった。・・平和は、失われないためには、人類の知的及び精神的連帯の上に築かなければならない。(ユネスコ憲章1945年)
17. Posted by バイリニア    2006年09月03日 12:17
え〜と、自分のことを頭が良いと勘違いしている人はほっといて、

>諸外国で日本の問題をどのように取り上げているのかを知ることは絶対に大事なことだと思うのね

はい。オレもそれは非常に大切だと思います。何も
「他の国にどう思われようとも関係ない」
と言っている訳ではありません。
ただ、今回のドイツの記事の論点は「中国が怒っている」のみなので、そこはやはりポイントがズレていると思うわけです。
やはり自力で靖国問題を理解してもらうには無理があるでしょう。こちらからのアプローチとして、

・諸外国に『靖国問題』について詳しく知ってもらう。
・国内問題なのでほおっておく。

などの選択肢があると思いますが、それはまた別の話。
18. Posted by お玉おばさん    2006年09月03日 14:01
某所ブログではkaetzchen さんとバイリニアさんはニャンコとワンコの仲だから、軽いジャブのうちにくぎを刺しておくけど・・けんかするなら自分ちのブログでするんだよ。長期常連には遠慮無く言ってもいいと思っている、この非常識お玉を許してね。m(_ _)m

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