かなり評判になっている本ですので、もう読まれた方も多いかもしれません。筆者は東京都児童相談センターの児童心理司。先日来、いじめる側を停学にする話の是非を皆さんコメント下さってますが、この本に書かれている現代の「イジメの事例」は余りにも凄まじく、イジメの根の深さについてあらためて考えさせられます。
誰もが被害者になり得るし、加害者にもなり得るのが現代のイジメであり、イジメはターゲットを変えながら続いていく・・・
私たちが子供だった頃の様な「いじめられっ子」「いじめっ子」そして、いじめられっ子の救いとなり得た「傍観者」の三者構造だったモノが、今は「ひとり」対「クラス全員」というのが典型的なイジメのパターンなのだそうです。
イジメが始まってしまうと、いじめられる側かいじめる側のどちらかに入ってしまう。イジメのあるクラスでは傍観者であることすらむずかしく、心に傷を負わないでいられる子供はいない。(本書より)
お玉も大昔、クラスでイジメにあったことがあります。高校へ入学してすぐ、・殆どの女子に無視をされました。お玉の場合は、一ヶ月ほど終わりましたが、お玉の身に覚えのない「誹謗中傷」を噂されたのは結構辛かった。
現在はそういった誹謗中傷は携帯メールを使った手の込んだイジメへと姿を変え、「あの子は援助交際をしている」、「親が不倫をしている」といった悪質きわまりない内容を一気に流すといったえげつないモノがまかり通っているそうです。(しかも実際に援助交際掲示板にいじめられている子のプロフィールを貼り付けたりする。)他にも非常に巧妙で悪質ないじめの実態が書かれてありました。
さて、加害者は1人では無く、いじめられた被害者以外のクラス全員・・この事実に向き合ったとき、出席停止が果たして本当に「イジメの歯止め」になり得るのでしょうか?
この本の中に「いじめを解決するための実戦ルール」というのが出てきます。キンピーさんほか何人かの方がおっしゃるように、加害者の親としての自覚と責任感を持って行動してもらうことはとても大切だとこの本にも書かれてあります。ただ、被害者以外は全員が加害者であるという現状の中、特定個人への追求はむずかしい。
ではどう対応していくのでしょうか。
筆者はイジメが明るみに出たとき、まず、クラス全体の親にイジメの事実を伝え、子供達には
1学校としてイジメの事実はあったと判断していること。
2.被害者以外は程度の差こそあれ、全員が何らかの形でいじめに加担していたと考えていること
3.被害者が安心して登校できるように、いじめの問題に取り組むと同時に次の被害者が出ないように学校と保護者全体で取り組んでいく
この三点を子供達に伝える事が必要と言ってます。(わかりやすく、お玉が箇条書きにしました)
そして、学校は保護者全体にもこのことを伝え、誰か特定個人によって行なわれたいじめではなく、全体によって行なわれたイジメであることを理解してもらう。
行為には程度の差はあるが、関与度が低いからといって罪が軽いとは考えない。いじめを許し参加したからには、全員に罪がある。しなければならなかったとしても、である。参加しなければ被害者になるからという理由があっても、加害者は加害者であると見なす。、と伝える。それは逆に言えば、誰が悪いという追求はしないことである。
学校と親が一丸となっていじめ根絶に取り組む姿勢を子供に見せることで、子供達が「これはただごとではない」と感じ、今までまかり通っていた嘘やいい訳が通用しなくなると思わせることが重要である。
この本のはじめに、筆者は相談を毎日受ける身として、大人が知っている「いじめ」と子供達の「いじめの現実」が余りにも大きく違うことに危機感を持って、この本を書いたことが記されています。
「教室の悪魔」いじめ問題を真剣に考えてくれたお玉の所のコメンテーター皆さんに読んで頂きたい一冊です。
今の政治ちょっとおかしいよねって実は思っている日本のおかあさんたちを探したくて・・・・お玉、人気ブログランキングに登録してます。いろんな人に語りたいから、あんまり過激な事は書かないし、むずかしいことも能力不足で書けません・・それでも、お読み頂けましたら、どうか、ポチッとお願い致しますm(_ _)m
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儂はいじめはなくならないし、根絶すべきものとも考えていません。ゼロトレランス、絶対安全と同じですな。でも、被害者は救護し加害者に気付かせることは必要です。
刑法の犯罪に相当する行為には断固たる緊急処置が必要なこともあるでしょう。
無視や物隠しなどを教師や親に明告できる、受け入れられる大人側の意識改革も急がれます。