2007年08月15日
9条を変えても必ずしも徴兵制にならないよ(再掲載)
お玉、山奥へ秘境の旅に出ているため、本日も過去記事の再掲載をさせて頂きます。この記事は右派左派護憲派改憲派入り乱れ、100を超えるコメント数となり、某有名軍事系ブログでも取上げて頂いた、思い出深い記事です・・・
この時と今と、お玉の気持ちは少しも変化しておりません。
九条を変えても必ずしも徴兵制になるとは限らない。
今もそう思っております。
9条を変えても必ずしも徴兵制にならないよ(2007.1.3)
久々にお玉らしい記事を・・・
「9条をなくせば徴兵制になるんだぞ」
これ…護憲派がよく主張している,至極もっともな懸念だと思いますが.なぜ護憲派お玉さんが違うと怒鳴るのでしょう.とても混乱しています.
そうですねえ・・徴兵制にならなければ九条変えても構わないのかって話にも通じるんでしょうけど・・この記事の中にも書いたとおり、お玉は9条を変えてもかならずしも徴兵制になるとは思ってません。というか、そういう話なら国民のほとんどは納得しないでしょ。即、我が身や我が子に降りかかってくることだもの。まあ、そう思うから護憲派でもここを大きく訴える方がいるのでしょうが・・・・
でもこの主張、ちょっと危険な所があって、
じゃあ、改憲するかどうか国民投票をすることになったとき、もしも改憲派が「徴兵制なんて、絶対にあり得ません、なぜならこれだけの理由があります」とキャンペーンをやられたら、たちどころに国民は身に降りかかりそうだった危機感を安心感にすり替えてしまって、「なんだ〜〜〜9条変えてもやっぱりわたしらに関係ないじゃん」と思わせることにつながってしまうとお玉は考えるからです。
自民党の新憲法草案に「徴兵制禁止」が盛り込まれるかどうかということにもかかっているとは思いますけど、石破茂さんあたりに「徴兵制はあり得ない」と断言されると、ちょっと安心しませんか?
理由として、ハイテク兵器が活用される現代の戦争において、兵器の扱いに慣れない素人の一般国民を戦闘員として参加させた場合、デメリットの方がはるかに大きいと考えているからである。 wikipedia 石破茂 より
本質は徴兵制度の問題ではない。もっともっと憲法の何を改正しようとしているか見極めないといけないのに、「徴兵制」という言葉の響きのみに脅かされていると、他が見えなくなってしまう。
本当に兵士が必要となったとき・・・アメリカの様な貧困層や奨学金目的の学生を集めることをまずはじめにするとお玉は思ってます。
だから、今護憲派が徴兵制問題のみで国民に憲法九条を変えないように言うのはちょっと反対です・・
もうちょっと書いておくと・・平和活動として・・「子供を戦場に再び行かせないために!!」ってロゴを9条の会でもよく使うけど・・これだけでは弱いと思ってます・・もう少し突っ込んで、何で、改憲したらダメなのかをみんなに伝えていけないと、教育基本法改正と同じで、国民は具体的に何が変るのか見えてこないと思うのです。
追記::格差社会の広がりでニートやフリーターと呼ばれる人たちが正規雇用を求めて自衛隊へ赴く社会が生まれるかも知れない怖さ・・ここをきちんと伝えていきたいです。(2007.8.)
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この記事へのコメント
改憲しても徴兵になりません≒私が首相の間は増税しませんbyコイズミジュンイチロー
アベシンゾーになってどうですか?
目先の事にごまかされる人が多すぎます。
私はもっと単純な理由でいきます。
私の納めた税金が人殺し(の為の兵器を含む)に使われるのを納得できない。
敗戦記念日ではない“終戦”記念日に思う事でした。
石破発言はラムズフェルドが強力に推進してきたRAM(軍事における革命)に沿ったものです。RAMは自国民の戦死が厭戦>反戦感情から撤兵への圧力になったのがアメリカのベトナム敗戦の主因との総括が背景にあるといわれているようで、先進国の技術力を駆使して、戦場の無人化が大きなテーマになっています。(いやな言い方になりますが、初期段階にあるRAMの試し切りがイラク・アフガン戦争です。)
RAMにより開発されたハイテク兵器の操作には相当の習熟だけでなく知力も要求されると思われます。
この点に着目した議論を「日本がアブナイ!」のmewさんがされています。過去のエントリーも含めてTBやコメントで言及されていないようなので、ご参考までに紹介させてください。
日本がアブナイ! : 安倍氏がこだわる国立大9月入学&ボランティア+「予備自衛官補」で若者集め
http://mewrun7.exblog.jp/4156071/
関連
人殺しをますますTVゲーム感覚にする無線誘導の無人攻撃機
http://atbb.jp/abend/viewtopic.php?t=573
「志願制」にすれば、貧乏人ばかりが「そういう仕事」(最先端の作戦は米軍単独だから、劣化ウラン弾の後始末だとか、地雷の後始末とか、「手間がいって危険な作業」がまわってくる)に行くことになるのは間違いない。
「民営化」路線で、グッドウィルやフルキャストで募集するようになるかも。
現在の自衛隊を憲法の下で保障しつつ、侵略に使われたり、外国(アメリカなど)の傭兵にされないようにするにはどうするか・・。と考えてみると、次のような感じでしょうか。
2項は削り、新2項として、「前項の目的を達するため、兵力の外国派遣は禁止する」とする。
3項として徴兵制の禁止
4項として防衛費の牽制。
5項として侵略型兵器の禁止。
「商船の防衛」のための海上兵力は禁止したくないですが、外国派兵との境界線があいまいで少し頭が痛い・・です。
防衛コストは侵略コストよりずっと小さく、兵力を防衛用に研究すれば現在より防衛費は抑制できると考えます。現在の自衛隊の兵器は防衛用には必ずしも「最適」ではないでしょう。
湾岸戦争ではパトリオットがスカッドを迎撃できた割合が10%程度と聞いています。
この場合スカッドが迎撃をまったく受けなかったのと同じだけの損害を与えるには11%の増強で済みます。
本当に防衛が安上がりですか?
軍産複合体の思惑に動かされていませんか?
最近、堤未果さんという人のルポ、『報道が教えてくれないアメリカ』を読みました。現代アメリカの「下流」に生きる若者たちが兵士に志願していかざるおえない社会的な状況がよく描かれています。親の代から続く貧しく希望の無い生活から抜け出すために、なんとしても大学に進学したいという理由で、あるいはただ単に今より安定した職に付き、家族を養いたいという理由で、軍に入隊して行ったたくさんの若者たち。しかし、その多くが夢見ていた将来を手に入れることは叶わず、兵役後は更なる社会のどん底へ転落していく。その様子を読んでいると、まったく胸が潰れる思いです。
日本軍に社員を派遣した企業にインセンティブをつければいいだけではないでしょうか。
防御側のほうが地理を熟知しています。兵站の輸送も容易です。それに対して侵略側は兵力を海上輸送し、よくわからない土地で、敵意に囲まれた状態での戦闘を強いられます。
ベトナムやイラクでさえ、アメリカは苦戦しています。太平洋戦争では日本は敗北しましたが、それは防衛戦争ではなかったからです。
「敵のミサイル基地を叩いて潰す」という「侵略型の防衛」思想があります。イスラエルのイラク原発空爆がその例です。これは防衛と名がついていても一種の侵略であり、防衛メリットを生かせません。さらに、「侵略型の防衛」は侵略の口実として使われ、どこまでも戦線が拡大する可能性があります。
私は改憲派ですが、「外国にはどんな口実だろうと兵力を派遣するべきではない」と考えています。PKOなどの活動にももちろん反対です。

















